STP
現代は、供給の数を増やすよりも顧客ニーズを絞る必要があります。
ターゲットの選定にはオウンドメディアに引き込むときも意識しなければなりません。
ターゲットの選定には「セグメンテーション」と「ターゲティング」の2つを考えます。
セグメンテーションとは、顧客を属性などでグループ(セグメント)ごとに分けることです。ターゲッティングとは顧客層の標的を絞り込むことです。たとえば、「車がすきな人」からセグメンテーションをしてセグメントの1つに「イタリア車好き」があったとすると、その中で「50代男性」に絞ることがターゲッティングになります。
車好き全般を対象にした車用品店と、50台の男性に向けたイタリア車カスタムパーツ専門店では品揃えが変わってくるように、オウンドメディアでも誰を呼び込みたいかによってホームページのデザインやコンテンツは変わってきます。
まずは自社が狙うべき市場をセグメント別に捉え、その中のどの層にアプローチすべきかを、それぞれの企業に合わせて考えていきます。アピールしたい商品・サービスの魅力を的確にWebサイト訪問者に届け、顧客を獲得するためにも、自社の「売り」の部分が、「どういう人達のニーズとマッチするか」を客観的に見極める必要があります。
STP分析は、限られたリソース(予算・人材・時間)を様々なところに投資するよりも「絞ったターゲット」に集中して投下することで強みを発揮するのが基本の考え方です。
セグメンテーション
=顧客を属性などグループごとに分けること
図
ターゲッティング
=製品を購入してもらえる顧客を絞り込むこと
ポジショニング
=競合と比較して、自社製品はどこに位置するか(競争優位性を探る)
図
Googleなどの検索エンジンでキーワード検索することは、欲しい商品や気になるサービスを探す時の基本行動になります。そうなるとまず、キーワード検索で自社サイトを上位にリストアップさせることは最重要です。ニーズをより具現化させたものはウォンツになります。「もっと乗り荷物の載る車がほしい」というのがニーズで「荷物の載るワゴンが欲しい」はウォンツです。
Webマーケティングというのは、ニーズとウォンツの集合体です。ターゲットがどんなニーズやウォンツを持っているか(なんのキーワードで検索を行うか)を的確に掴むことができれば、自社サイトとキーワードを紐付けられ、検索でヒットさせることができます。強固な紐付けが、つまり上位ヒットと繋がります。
イノベーター理論
次は、ニーズとウォンツを紐付けるタイミングの問題です。情報が伝播(流行)の指針は「イノベーター理論」が便利になります。インフルエンサーを最初のターゲットに据えたブームの仕掛けです。
イノベーター理論は情報やマーケットというものが人々の間でどのように広がって、ブームになっていくのかを説明した理論になります。活用次第では意図的にブームを起こすことも可能です。ブームを5つに分けます。

イノベーター(革新者)
新しい価値を誰よりも先に使用する層。この時点ではまだ大衆の目にはふれていない。商品を開発した側や、新しいライフスタイルを提唱する側に近い人たちがこれにあてはまります。
アーリーアダプター(新規採用者)
イノベーターたちが見つけた価値を広める、いわゆる流行に敏感な人々。現在でいえば主にネットや一部専門媒体などがこれにあたる。
アーリーマジョリティー(前期追随者)
アーリーアダプターたちに最初に影響される人々。この人達が騒ぎ出すと、いよいよブームとしてカタチが見えてくる。ネットではすでに広まっており、テレビも取り上げ始めている。
レイトマジョリティ(後期追随者)
世間でブームになっていることを受けてはじめる人々。この時点でそのブームは成熟期に達したといっていい。コアターゲット層ではない人々がはじめるのがこのフェーズ。
ラガード(遅滞者)
すでに成熟期を過ぎ、そのブームの良し悪しなどを理解した上ではじめる人々。この時点で、メディアでもとりあげられることはほぼなくなっている。
イノベーター理論は新商品や新サービスによく使われます。自身の打ち出したい商品・サービスをじっくり吟味してコンテンツを発信することが重要になってきます。
インフルエンサーはイノベーター理論の「アーリーアダプター(新規採用者)」のような存在です。インフルエンサーを選定するには「賞品やサービスのユーザー層に影響力のある人」という基準になりますので、そういった人たちにアプローチすることになります。
最適なインフルエンサーにアプローチすることができれば、どのように協力してもらうことが出来るかを考えます。
- 自社オウンドメディアに登場してもらいコラムなどを寄稿してもらう。
- インフルエンサーが担当しているメディアで情報発信してもらう。
- 広告に登場してもらって、広告に信頼感を与える
- などなど
インフルエンサーによる情報発信とは、インフルエンサーの興味や関心によって口コミしてくれることです。
しかし、インフルエンサーを用いたマーケティングはステルスマーケティングとは違います。対価を払った口コミはいずれ情報操作となり、どこかの時点で情報が溢れ出すとユーザーの反感を買い、会社の社会的信用は地に落ちてしまいます。
(図)インフルエンサーの影響力
PESOモデル
デジタルマーケティングでは、メディアを4つのカテゴリーに分類して考えます。

ペイドメディア
広告費を払って掲載するメディア
アーンドメディア
プレスリリース配信などの広報活動の結果、テレビや新聞などが取材をして編集・作成した番組や記事。
シェアードメディア
SNSに加え、消費者の口コミが載ったレビューサイトも含まれます。情報が拡散が広範に及ぶ反面炎上リスクもあります。
オウンドメディア
自社で運営しているメディアのことで、自社ホームページやその中に載せる記事コンテンツなどのこと。