結論から言うと
新しいモノ・コトを意図的に短期間で創出するためには、それなりのツールがある。
新商品や新事業のスタートアップのときは、新しい分野への挑戦となると、なかなかエッジを探せない。多少は同業他社のテイストを取り入れたり、多少模倣をしたりするのが通常だろう。
なんとなく取り入れたいテイストを闇雲に、ネットの情報を参考にしたりして考えたところで、なかなか良いものは生まれない。この段階では、電子機器は一旦オフラインにして、準備するものは・・・
- 脳内に溜め込んだ体験、経験
- 大きな紙(できれば模造紙)
- 発散段階でマインドマップを用いる程度。
なにもこれは、どこぞの本からパクった方法じゃない。僕はこの方法でずっとやってきた。
結論、なかなか良いものが生まれるし、うまく市場に乗せることができれば良い結果が生まれる(マーケティングフェーズの出来栄え如何もあるが)。また、参加者が意外と乗り気になるという嬉しい効果も期待できる。ちなみにこの段階では、プロダクトアウト、マーケットインは全く意識する必要はない。それはマーケティングのフェーズになる。あくまでも、ここはアイデアの創出段階と考えてもらってOK。
模造紙を目の前にして、課題を書く。
新しい社名でも良いし、コンセプト、なんでもいい。
今回の目的を一言で表現してみる。
ここから、さー今回はどんなアイデアをこねくり回そうか・・・になる。
ここで、思考していく上で「フレームワーク」があるとスピードが早くなっていく。
フレームワークとはつまり、いろんな問題解決に共通して使える考え方、意思決定、分析、問題解決、戦略立案などの枠組みのことで、ある程度この枠組に沿って考えていくと、なかなか良い案が浮かんでくることが多い。
会議には数人集まることが多いはず。となると、そのなかで、まとめることが得意な人、アイデアマン、俯瞰でモノ・コトを見ることが得意な人がいる。この手の人に采配をとってもらうともらうと良い。この3者、誰にするかでも話し合いの場は全く違うものになるが、それなら3回やればいい。かなりファジー。
ちなみに、長期間、長時間はおすすめしない。
こういった、事業の初期フェーズにおいては、じっくり考えたくもなるが、意外と短時間で終わらせて、マーケティングに移行したほうが無難。PDCAを繰り返しながら、走りながら考えるほうが良い。極論商品、サービスなんてどうでも良くて、あとは売り方(もちろん、いろんな分野で力を発揮してきた人の集まりなら、サービスレベル云々の言及するほうがアホらしいかもしれないが)、その程度で考えて、エッジを発見することに終止するほうが良いと思う。
あと、やりすぎると、せっかく集まったメンバー間、どうひっくり返っても生き方の違いや思想レベルの違いが出てきてしまって、「やっぱり、考えが違うなー。一緒にできるんかなー?」みたいな不安が出てくる。これでは勿体ない。
- 全て違って当然
- 違いをどう相容れるかが課題
- ファジーにやることに越したことはない
- 再三になるが、長期間、長時間は禁物
実際はこんな感じ
個人的な経験で言えば、まったく白地のスタートアップ(せっかく出会ったし、でも何やろうかって特別なにもないけど、なんか一緒にやったら面白そうやん)レベルだと、
1日目
ツーリングでも行きながら茶をして、好きなことをしながらストレスがない状態で色々話してみる。
いつもは女の話が多い人も、今回は仕事だけしてみよう。
今使ってる商品があるけど、この際、オリジナルから作ってやろうかと思って?
今の仕事に、こーいうサービスって入れたらどうなんやろ?
晩御飯でも食べてサクッと解散。
この日から脳が動き出す(特に夜中)
2日目
会議室や事務所に集まって朝から晩まで模造紙に書き込む(殴り書いていくという表現が適当かも)
殴り書いていくだけなら規律がない。
そこでフレームワークだ。賢人たちが考え出した思考の手引を片手に考えを発散していく。
夜にはエッジが効いた新商品や新事業のスタートアップのおぼろげな外郭が見えてくるはず。
3日目
適宜面白そうなフレームワークを2,3個採用しながらその外郭を観察、磨きをかけていく。
結構良いものが出来上がっているはず。
で、出来上がったらマーケティングのフェーズに入っていくことになる。
ちなみにそれぞれのマーケティングには、それにマッチしたフレームワークがある。マッチしたというか比較的相性が良いというか。よっぽど、複雑なプロトタイプ量産型の技術開発系スタートアップじゃない限り、この方法が適していると思われる。そのようなスタートアップに適したフレームワークもあるが、今回は取り上げない。